武田侑大が描くイラストレーションは現在、大きく分けて3つのスタイルがあります。
各イメージの名前は英語ですがこれは独自のもので、こじつけです。背伸びしてオシャレ感を意識しながら名付けました。

まず1つ目は、「individual」

書籍や雑誌のカットイラストなど、個々(individual)の要素を目立たせたいときにはっきりとした主線を使って描くイメージです。デザインやレイアウトの中に馴染みやすいスタイルで、最もご依頼が多いのもこのタイプです。

次に、「infomative」

これらのイメージには、顔が書かれていません。絵としての情報にキャラクター性やストーリーが不要な場合、それらを省略して必要な情報のみに限定し、イラストレーションを作成します。

最後に、「integral」

逆にストーリー性やコンセプトなどをイラストの中に詰め込みたい場合は、一枚の絵として背景や人物などのイメージを統合(integrate)します。イラストを大きく使う際や、プレゼンテーションに使われるものとして最適です。他の絵に比べて、仕上げる時間が多くかかります。

3つのスタイルをご紹介しましたが、それらから派生したもの、合わせ技なども多くあります。例えばこちら。

いわゆる「アイソメトリック」、俯瞰イメージですがこれはinfomativeとintegralの合わせ技です。情報を過多に詰め込みすぎないよう、人物のイメージを省略することによってバランスを取っています。

また、これらは「研究所スタイル」と呼んでいるイラストレーションたちです。

これは「individual」と「integral」の合わせ技で、要素をぎゅっと詰め込み、あえて情報を氾濫させることによってリッチなイメージにしています。

他にも、コミックスタイルはあえて言うならばindividualの派生形でしょうか。

多くのタッチを使い分けることは難しく、捕まえたポケモンを全てレベル100まで育てるような行為です。もちろんそれをこなしている素晴らしいイラストレーターの方々もいるのですが、私は分類することにより解決を目指し、名前をつけた次第です。

これからもタッチが増えたり減ったり、そもそもいい加減に名付けた英語の名前を調整することもあるかもしれませんが、私を見つけてご依頼してくださる方、絵を楽しんでくださる方に向けた1つの指針として3つのイラストのタイプを紹介しました。